お好み焼きの想い出 ということ
  とあるフリーペーパーに、駄菓子屋さんの延長線上にある懐かしい、お好み焼きやさんが掲載されていた。
 私が子供時代を過ごした地区の店だったので、何となく、雰囲気が偲ばれ、懐かしい気持ちになった。

 その中で触れられていた『長崎のお好み焼き』に、大きく頷いてしまった。

 生地は小麦粉を水でといたもの。それを「お玉の裏側」で薄く丸く延ばし、焼く。そこに千切りキャベツと天カス、刻んだ『かんぼこ』をのせ、魚粉を振りかけて、焼き上げる。
 ソースは金蝶ソースを使用。最後に半分に切り、半円形に重ねて、再びソースを掛けて出来あがり。

 そうそう、こうでした。こうでした。少しこげたソースの匂いがなんともいえなかった。
 さらに、カウンター下には油まみれの「少年ジャンプ」があれば、シュチエーションとしては完璧か?

 その記事にもあったが、昔は、ホントに具は野菜(キャベツ)だけだった。
 卵、チャンポン(麺)などは、あくまでもオプション。
 私の記憶では、小学校時分の小遣いは1日30円から50円程度。100円以上した「ヤサイ」でも充分な贅沢品だった。

 まして、イカや海老、豚肉入りなどというのはとても贅沢な大人の食べ物であった。

 そして、やはり長崎(市)人で、忘れられないのは、S東美の地階のお好み焼きではないだろうか。(今もあるのかは確認していない)
 上記の調理法と基本的には同じの半円形のお好み焼きであった。皿は金属でできた楕円形のもの。
 昔、S東美に入ると、まず、この匂いに惹かれ、ついつい、親にお好み焼きをねだった記憶がある。

 「混ぜて2個ォ」と押し寿司とうどんのセットを注文する、店員のけだるい声で御馴染みの『うどんのM屋』とともに、私の中での『長崎の郷愁を感じさせる食べ物』である。