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「根も葉もない」という枕言葉がつくのが「噂」。
落語の世界では、ご隠居さんが「噂とは口偏に尊ぶと書くが、あまり尊ぶようなことはないなァ」などと言っているのが噂。
昔は、口コミで広がったが、今は、電子メールが身近になり、ネット上で瞬時に、しかも広範囲に、多くの人に伝わるという性質を併せ持つようになった。キムタクの入籍騒動の記憶も新しいところ。
最近出まわっているのが、アメリカのテロ事件に関するもの。知り合いから、メールをいただいた。(事前にキチンと申しあげますが、これはあくまでも噂話(デマゴギー)で、事実とは全く異なります。)
ビルに激突した飛行機の便名は「Q33NY」でしたね。
この文字(Q33NY)をwin端末のwordpad又はwordで打って(タイプして)みて下さい。
そして、その文字を「WingDings」フォントで表示してみると、偶然とは思い難い絵文字になります。
やってみましたか?
こういう言い方は、非常に不謹慎ですが、「よくできてます」。
因みに、改めて、ビルに突っ込んだ飛行機を調べましたが、このような便名ではありませんでした。ハイジャックされたのは、アメリカン航空でAA。もう一つのユナイテッド航空はUAですから「Q」などという便名は存在し得ません。後に続く便数も勿論違います。
以前、ラジオの番組をやっている頃、噂について調べたことがあるのですが、共通した性格があるそうです。
◎災害や大事件などの直後で『社会不安』の要因がある
◎背景や真相などが明確になっていない状況
◎噂そのものにリアリティがあること(つまり、ひょっとしたらそうなのかもという『もっともらしい説得力』がある)
◎ただし、『にわかに信じ難い噂』でも、その話を、別の誰かから再び耳にすると、人はそこにリアリティを感じて、噂を信じてしまう。
今回の噂で言えば、便名という皆がはっきりと覚えていないコードで、なおかつ「NY」という文字があることから、「もっともらしく」感じ、ついつい信じてしまうのかもしれません。
事実かデマかの見極め、情報を信じるかどうかは、受け手にかかっています。
それゆえに政府の発表や、マスメディアの報道にウソ(誤報ではなく虚報)があった場合、「情報を信用」し「安心する」という基本的なことが失われます。
テロ事件然り、狂牛病の問題もそうなのですが、「情報」を信じられなくなった時、皆がウソだと感じるようになった時、風評被害に留まらない「考えるのも恐ろしい」状況になることは想像にかたくありません。関東大震災後の外国人殺傷事件などその例の一つです。
それ故に、放送に携わる人間として「推測や噂・思い込み」には充分慎重でならなければならないと改めて自戒したいと思うのです。
と、同時に、マスメディアにいる人間が言うのもなんですが、情報やメディアは決して鵜呑みにしないでください。
高度情報化社会は、極めて脆弱な「アキレス腱」を持っているです。
♪噂を信じちゃいけないよ〜 by リンダ |
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