みずみずしい文章 ということ
 県立盲学校の作品展、「紙の宇宙」展を取材しました。
 全盲や弱視の子供らの作り上げた作品展です。去年は「針金の宇宙」展。そして今年は「紙」です。

 手先の感覚を使って、頭の中のイメージを形にしていく芸術です。紙を丸めたり、切ったり、折ったり、貼りつけたり、溶かしたりして創りあげた作品群。それはまさに、『指で見て』創り上げた宇宙なのです。

 勿論、造形物としての美的な美しさもあるのだけれど、私は、作品に添えられていたり、絵本やカルタに記されている『文章』にも心惹かれました。
僕はロボットとウグイスとたかとからすを作りました。
セロテープを貼るのがむずかしかったです。
カラスがエサを食べました。
うぐいすはロボットを食べました。
たかは何もしない。
ヒコーキは飛ぶ。



げつようび
ゆきあそびして
あそんだよ


たなかくん
太ったはらが
めじるしだ


なんなんだ
なっとう食べたら
なっとうだ
 彼ら、彼女らの文章に接した時、『言葉とは音なのだ』と思うのです。

 コロコロと舌の上で転がる気持ちの良い"音の連続"。
 目で読む文章も大切なのだけれど、特に私の仕事と言う意味から見れば、「音の連続」が素晴らしい文章っていいな、と感じるのです。

 勿論、これらの文章に添えられている「造形物」や「絵」もとても素敵です。是非、覗いてみてください。時津町の西彼杵郵便局です。来月13日までです。