続・地域限定 ということ
 一昨日の地域限定の話の続きです。

 最近、私のお気に入りサイトがあります。「Favorite」のコーナーでも紹介している様に、私は、クリエイターの佐藤雅彦氏の大ファン。
 その佐藤氏が1月下旬から、So-netと組んで、「ねっとのおやつ」という企画をスタートさせています。
 特定の無料アプリケーションをダウンロードすれば、毎日、氏が制作したミニアニメが『1回だけ見られる』というものです。ただし、何回も見るためには、「ねっとのおやつやさん」を訪ね、一個30円で購入しなければならない、というシステムです。(ちなみに『アナウンサー絵・Say』はこれに触発されたのダ)
 私は、これまでの作品全てを購入していて、毎日、ダウンロードするのが楽しみなのです。
 
※興味のある方はこちらへどうぞ→ 

 ダウンロードしながら、「情報」や「文化的なこと」を、受益者が少額で購入するという時代が来たんだと実感しているのです。
 TV・ラジオという「放送局」は一部(パーフェクTVなど)を除いて、「受益者」から、視聴料を集めるというシステムにはなっていません。
 「スポンサー」が、金を払い、広告を流すことで、放送局は収入を得、番組を制作したり、我々従業員にも賃金が支払われている訳です。(もちろん、その広告を見た消費者が、その企業の商品・サービスを購入して、企業は成り立つのだから、我々も間接的には、消費者に支えられているともいえますが…。)

 国内2000万台を突破した「Iモード」にも、有料サイトが存在します。
 一回の情報料が30円の占いだとか、100円でできる着メロサイト、地図提供サイトなど。これらは、少額の情報料を取って、サービスを受けることが出来ます。つまり、情報の『薄利多売』が始まっているのですね。

 そんな中、『大きなスポンサー収入に頼りきった「放送局」はこの先大丈夫なのか?』と私などは非常に危惧しているのですね。

 で、そこに一つのキーワードがあるような気がするのです。つまり何故、私は佐藤氏の「ねっとのおやつ」をお金を払ってまで購入するかということ。
 単純にいえば「おもしろい」というコンテンツの魅力と、"ネット世界"という「地域限定」の性格をもった「そこでしか買えない商品・サービス」という要素があるからだと思うのです。

 果たして、これからの地方放送局が、これらの要素を満たす「情報産業」になれるのか。自分らの力量が問われる時代になるのだろうな、と思っている今日この頃です。