IDを記憶する ということ
 自分であることの証明ってどうやって行いますか?
 戸籍証明?運転免許証?パスポート?
 こういうのって、国が「その人」だよって証明してあげてるんですよね。国や自治体が発行した証明書類を提示すれば、その人だと認定されるというシステム。
 では、国を超えた「インターネット」の世界ではどうなるかというと、入口に設けられた関所、つまり、パスワードを使った関門、ID(=暗証番号)による本人の証明ですよね。

 最近、このIDがやたらと多く設定されてて困った経験ってありませんか?
 今まで、皆がもっていたIDといえば、銀行や信販会社のカードに設定されたもの程度だったと思うんですが、ネット社会になって、IDの設定・入力が必要になりました。
 プロバイダーに入る時にも「ID」、ネット販売など「金銭」や「個人情報」が絡む場合、も「ID」の入力が求められます。最近は掲示板の発言削除のための「ID」もあります。

 これらのセキュリティーシステムの存在は、当然といえば当然です。誰でも入りこんで、個人情報を取り出せたり、「ある人」に成り済ますなどということがあってはならないことですから。

 しかし、しかしですよ。世の中、多過ぎやしないか、IDが。
 元々、記憶力いい方ではないが、年をとり、記憶力の落ちた年代には、何種類ものIDを憶えるのが難しいのですよ。(最近、私は携帯電話の機能設定の数字さえ覚えられない)
 銀行のカードから何から、『全部一緒』にすればいいじゃないか、と言う方もいらしゃるでしょうし、そうしている方もいらっしゃるでしょう。番号の設定も、誕生日や、電話番号など思い出せるものにすればいいじゃないか、と言う方もいらっしゃるでしょう。
 でも、一つが明らかになると、そこから、全部、一気に明らかになるんじゃないかという危惧もあるし、類推し易い番号だと、バレるリスクが高いのではないかと臆病な私は懸念してしまうのです。
 で、結局、いろんなパターンで、「類推されない様に」何種類か設定してしまうんですよね。

 思い出せる様に、類推されないような番号を自分なりに設定してはいるものの、このIDはどれだっけ、と結局わからなくなってしまう。
 「コンピュータ」から「入力されたIDが違います」なんて、叱られたら、焦るんですよねぇ。
 まして、銀行のキャッシュディスペンサーで、このメッセージが出たら、ホント冷や汗が出ますよ。

 「このカードは盗んだもんじゃないんだ。暗証が思い出せないんだ!」なんて、機械に言い訳したくなりますもんね。

 映画「トゥルーライズ」で『網膜』や『骨格』などを使った「本人確認」方法が描かれてましたが、今後も、この「本人確認」技術ってのは、『より正確・確実に』、かつ『より簡単』に進歩していくんでしょうねぇ。