| Dejima復元 | ということ | ![]() |
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エネルギッシュな人に逢うと、自分もパワーを貰う気がする。 いろんな物事を考えている人に逢うと、自分もいろいろ考えさせられる。と同時に、これじゃぁいかんなと、普段重たい腰が少しだけ軽くなる気がする。 「林田は何がしたいの?」と20年振りに逢った同級生は言った。思わず、言葉に詰まる…。 「俺はね。会社作って上場して、その会社売って、40歳で引退して、そのあと、ゆっくり暮らすんだ。」 『彼』は今、香港にいる。商社を中途退社し、今は日本向け投資の不動産コンサルタント業で華僑らと渡り合っている。 「生活に潤いがない。殺伐とした生活だよ。」と自嘲気味に笑う。毎日、ビジネスチャンスと言う名の『金儲け』の話ばかりなのだそうだ。 |
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| 香港には日本の街中と比べると、書店が極めて少ないのだという。文化的なことを楽しんだり、娯楽に興じるなどという"生活の余裕"や"興味"がなく、皆、日夜、一攫千金を目指して血眼で仕事をしているからなのだそうだ。 欲望渦巻く街、香港。 香港・台北・日本を舞台に活躍する『彼』だが、ことのほか、故郷の『長崎』ことが気になると言う。 これから、長崎はどうやって生きていくのか、心配だとも言う。 観光県といわれる長崎。しかし、なかなか次の方策を打てないでいる。 去年、長崎市内には様々な商業施設が出来た。 「これは他の都市でも言えることなんだけれど、結局、突き詰めれば『移動人口を奪おう』としてるのにしか過ぎない。"同じエリアでのパイ"の奪い合い。片方が増えれば、片方が減っているだけで、エリア全体としては一つも増えちゃいない。"移動"じゃなくて、呼びこまないと。」 「そのためには、もっと、町全体に個性がないとだめだよ。」 「出島を一生懸命復元して、観光振興につなげようとしてるけど、俺はね、今の長崎で、本当に復元すべきは、建物という『箱』じゃなくてね、『スピッリット』なんだと思う。江戸時代、世界と渡り合った国内ただ一つの街としての長崎のスピリット!」 彼は続ける。 「例えば、現代の出島、長崎!ここには世界の大学の大学院(日本校)がありますよ!とかさ。長崎大学を中心にして、今以上に世界の留学生を受け入れる街ですよ!と標榜するとか。まさに現代の出島やろ?」 「アメリカのフロリダなんて町全体が個性的だよ。"余生はどうぞ、フロリダでゆっくりとお過ごください"ってね。札幌もそうだよ。北大のある先生が中心になって日本のシリコンバレー作るっていって大成功だもんね。」 今は遠い香港にいても、彼は故郷「長崎」の将来を真剣に案じ、熱く語ってくれた。 そんな彼と話していて、長崎を離れようかと動きかけていた気持ちが、薄れた。 俺は長崎で頑張ろう、そんな気持ちにさせてくれた、ありがたい再会だった。 5年ほど前は、ITによって地域間格差が縮まると考えられた。実際、インドや韓国、中国などはITによって世界的な格差を無くそうとしている。 では、日本はどうか、(インターネットでこれを読んでいる方に言うのもなんだが)かえって地域間格差が広がったではないか。 なぜ、こうなってしまうのか、今の私には、ハッキリとした答えはわからないけれど、香港のようなエネルギッシュさが地方にないからだと思う。 どうしたらいいのか今の私には、具体策はわからない。 黒船ではないが、長崎にも唐船、オランダ船が世界の人・文物・商品・知識をのせてやってきたら、少しは目覚めるのかもしれない。 |
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