2000年5月24日
隣に座ってるさとうりえが「林田さん、おでこに髪の毛がついてますよ」と、髪を取り除こうとしました。
すると、『あっ!生えてる!』との声。
鏡で見ると、それは森の中から、1センチほど飛び出し、しっかりと大地に根を張っている。
「なんで、こんなとこに一本生えたんでしょうネェ」と、さとうさんは言いました。
僕は言いました。
「違うんだよ。こいつが一本ここに生えたんじゃなくて、元々あった髪がこいつだけ残ったんだよ。」
つまり、元々森林だったところが開発によって、”一本の木”を残し、全て伐採されたのです。ハッキリ言っちまえば、前頭部の髪が後退していってるのです。
そうなんです。最近私、テレビを見ている人や周りの方々から、『髪、大丈夫?』『薄くなったんじゃない』『実はヅラなんじゃ?』といった様々な声が寄せられます。
確かに、ニュースを担当するようになったここ2〜3年、随分と、前髪を中心に、寂しくなったような気がします。
私は昔から考えていることがあります。
『ハゲる時は、堂々とハゲる』――これは私のポリシーです。
勿論、世の中にはいろんな思いで隠してらっしゃる人も大勢いますし、そういった方々についてどうこう言う気は『毛頭』ありません。
『突っ込まれるハゲ』になりたいと思っています。
「おたく、見事に、ハゲてますなー、あっはっはー」と、明るく声をかけられるハゲ。周りを明るくするハゲ。(そのまんまやないかい!)
妙に隠して、周りに気を使って欲しくないのです。『これ触れるとまずいよね〜』って思って欲しくないんです。ですから、髪が少なくなったらブルースウィルスとか、ジャン・レノみたいに短髪にしようと思ってますし、いよいよ、それでもボリュームが足りなくなったら、スキンヘッドにしよう。そう心に決めています。
そんな事を再確認しながら、私は鏡を見て、今はおでこの一部になってしまったところに、しぶとく残った『一本』をチョキンと切りました。