2000年5月3日
やりきれない事件が続きます。
17歳の高校生が『体験したかった』っていう動機で殺人を犯したり、今日はバスジャック!
どうなってるんでしょう…。一体。
さて、話はガラリと変わって今日はヘリコプターの話です。
バスジャックの中継でもヘリをずっと使ってましたが、私も一度だけヘリコプターからの中継をした事があります。
内容は今回のように深刻なものではなく、『上空からの夜桜中継』で、好きなように喋っていいよっていう、ま、『比較的、気軽な生中継』です。
私がアナウンサーになって良かった事を挙げなさいと言われるとこう答えます。
”ヘリコプターに乗れた事”。
私、飛行機デビュー遅かったんです。
飛行機って大好きで、パイロットになるのが夢だった割に、22才の時が、初めての体験。
でも、その後は一気にフライト体験は膨らみました。新婚旅行で行ったカナダではセスナにも乗り、そしてついに4年ほど前にはヘリにまで乗ったのです。
これは嬉しかったですねー。普通、乗れないですからね。
それに、自分の好きなように飛んでくれるんですよ。しかも自分の住む街の上空を!
最高の体験でしたね。
で、ヘリコプターからのレポートをやって、再認識したことがありました。
『上空からは場所がわからん』ということです。
以前も書きましたが私は生まれて33年余り、長崎市内以外に住んだ事はありません。
よく知ってる街です。そう、地名もよーく知ってるハズの街なんです。
でも、上空から見ると、一瞬、場所が分からないんです。今、映ってるのがどこなのか!
普段、目印にしているビルも、上空から見ると全く姿が異なります。当たり前ですけど。
さらに、ヘリは地上で移動するみたいに山などの障害物がありませんから、A地区からB地区へは直線で移動します。普段、絶対あり得ない土地の移動の仕方なんです。
つまり、自分のなかにある『土地の連続性』が麻痺してしまうんです。これはホントに意外でした。
「え?この山を越えれば、ここに出ちゃうの?」
「こことこここんなに近かったっけ?」ってな感じ。
ヘリに乗るときは、知ってる街でも絶対、地図がいるなと感じた瞬間でした。
そして、思いました!
『人は普段、特別、気にはとめていないけど、実は、山の稜線やビルなどの”ランドマーク”を使って、場所を判断してるんだ!』。すごく当たり前のことなんですけどね。
だから、もしも、江戸時代の長崎にタイムスリップしたら、やっぱり僕は迷子になるんでしょうね。