2000年4月29日

『永田萌の世界展』に行ってきました。

一応、ご存知無い方の為に、永田さんのプロフィールをご紹介しますと…

 『色鮮やかに咲く花、澄みきった青い空、無邪気に遊ぶ小さな妖精たち。カラーインクの魔術師、永田萌が描くファンタジックな世界は繊細で可憐、誰もが心なごむ夢にあふれています。
 (中略)
 永田萌が初めて絵本「もえと妖精たち」を発表したのは1978年。
日本では歴史の浅いカラーインクという西洋の画材を使い、その特性を生かした透明感のある美しい色彩と日本的なぼかしの技法で独自の画風をつくりだしました。以後「萌ワールドともゆうべき作品世界は絵画だけにとどまらず創作童話や詩集、エッセイなども数多く出版。87年には「花待月に」(偕成社)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を受賞しました。』

(展覧会案内より)

 と、いう方なんです。
 作者はご存じなくても、殆どの方は一度は見たことのある絵ではないでしょうか。

 
大好きな作家の一人です。
 初めて出会ったのは中学時代でした。(『カラーインク』という画材があるのを知ったのはこの方の作品を見てから。)以来、出版物などではちょいちょい見たりしてましたが、原画を見るのは今回が初めてでした。

 「いいですねー、素晴らしい」の一言!
 当然と言えば当然ですが、『原画』の方がはるかにいいです。
 ホントに偉そうに言わせてもらえば、『
”淡い”色彩の変化を”鮮烈”に配置する妙』だと思うんです。
 『微妙に変化する同系色』を補色の海に泳がせてしまう技っていうか…。
 野球で喩えるなら『
フォークと直球のバランスが絶妙のピッチャー』みたいな感じでしょうか?(かえってよくわからんか。)
 ま、そんなことを感じました。

 絵っていろんな見方があると思うんですが、私は『永田さんの作品は、どうやって創り出したのか知りたい』っていう絵なんです。
 一通り、じっくり堪能したあとは、『モチーフは何なんだろう』『どうやって背景のグラデーションと前景の妖精の羽根の色を塗り分けてるんだろう』『使ってる紙はどんなのだろう』…なんて、そんな事が気になるんですね。
 つまり、一度でいいからこんな絵を描いてみたいって思わせる絵なんです。(当然、描けませんが…)

 中に、白いセーラー服を着た子供達がたくさん描かれてる作品がありました。
 原画でよーく見ると、背景の濃いブルーと真っ白い帽子を分ける下書きの鉛筆の線がうっすらとあります。でも、実際の白は下書きよりも、『
ほんの少しだけ』小さく塗られていました。何か作家としてのギリギリの勝負を感じた瞬間でした。

 やっぱり、絵は出版物・映像ではなく、自分の目で見らんといかんなーと改めて感じた次第です。

(うーん、ごめんなさい。今日は特によくわかんない文章ですね。この気持ちを上手く表現できなくてもどかしい。ここまで読んでくださってありがとうございます。また、がんばります。)

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