2000年4月23日

 スポーツ実況の話です。
 もしも、スポーツアナウンサー諸先輩がこれを読んでるとしたら、先に謝っておきます。
生意気言ってごめんなさい

 長崎で今、春の九州高校野球大会が開かれています。
 今日は、後輩のアナ2人と一緒に、長崎市内の球場を訪ねました。
 目的は『
野球実況』の練習です。

 『スポーツ中継』には基本的に台本がありません。(似たようなものがある場合もありますが…)あるのは基本的にQシートと呼ばれる『時間枠表』程度です。
 それ以外は
アナウンサーの喋り任せ。台本も喋り手の頭の中にしかないのです。
 まさに
アナウンサーの独擅場。腕の見せ所、聞かせ所!アナウンサー冥利に尽きる仕事と言ってもいいと思います。
 しかし、それ故に極めて難しい厳しい世界です。

 喋りのセンスボキャブラリー、そのスポーツの習熟度(知識)、発声・滑舌などのアナウンスの基礎能力…問われる能力は挙げればきりがありません。
 視覚情報を瞬時に『ことば』で表現し、プレーの裏側を伝え、先を読み、面白く聞いてもらう・見てもらう。
 勿論、そのためには生半可じゃいかない。
 諸先輩はやっぱり信じられないような努力を積み重ねている。

 『スポーツ実況』って『登山』に似てると思うんです。
 歩けるから、登山が出来るかって言えばそうじゃないでしょ。近所の裏山にしか登れない人が日本アルプスや富士山に登っても遭難する可能性が高いのと一緒です。自分の能力に応じた高さの山にしか登る事が出来ない世界なのです。
 でも、やっぱり、高い山を極めてみたいし、なんとか登れた山も、次はよりスマートに、カッコよく登りたい。
 何も目標は
チョモランマ!とは言いません。
でも、やっぱり、
県内最高峰、九州最高峰、西日本最高峰(富士山は無理かなぁ)ぐらいまではなんとか登ってみたいじゃないですか。

 で、やっぱりそれには地道な訓練と勉強しかないんです。上手くなるには。
(この際”センスという重要な話”は問わないで下さい…。)

 また、機会があればこの話は是非。

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