2004年06月13日

ファミリーデー

父の日を前に、娘の通う幼稚園で開かれた「ファミリーデー」に参加した。
娘が「お父さんありがとう」とテレながら手描きの絵があしらわれたプレゼントを渡してくれる。
いや〜はずかしい。こっちの方が倍くらいテレてしまう。
でも、やっぱり嬉しいもんだ。

お返しといっては何だが、午後は娘と二人で「諫早干拓の里」へ。

公園なども、そこそこ人が少なくて遊びやすい。
最初怖がったローラーコースターだったが、馴れたあとは「楽しい楽しい」を連発。
なかなか家に帰ろうとせず、説得に苦労する。


「諫早干拓の里」は、オープンしてもう10年経つと言う。
今回は、できたばかりの頃、朝のTV番組で中継したとき以来。

水族館も併設されていて、川や干潟の生物が展示の中心。目玉は再現された「干潟」の上をピョコピョコ動き回るムツゴロウ。

ムツゴロウは元気そうだったが、干潟を再現した水槽内の土は、だいぶなくなっており、露出していたコンクリートは少々痛々しかった。

しかし、何より、あの頃と違ったのは、この場所から、海岸が遥かに遠くなってしまったこと。
10年前、少し足を伸ばせば「シチメンソウ」が咲き、あの独特の干潟の匂いが広がる場所があったが、今は、そこがどこだったのかさえわからなかった。
周りの農地には乾いた土が入り整備が進んでいる。

さらに10年後には、「なんでこんな畑の真ん中に、ムツゴロウのいる水族館があるの?」と思う子供たちも増えるのかも知れない。

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