2003年11月02日

塩味だけのおむすび!

芸術家が集まるコミュニティーは、その魅力に創作活動が触発されるということ。
他に住む人たちがコミュニティーの魅力を発見し、認めたということ。
これは大いに誇っていいのではないかと思う。

そんなアーティストの一人がタナカタケシさん。
タナカさんは、大瀬戸町に移り住み現代アートを中心に創作活動を続けておられる方。
大瀬戸町を訪ねる機会があったら是非、「大瀬戸MAP」「松島MAP」をゲットしていただきたい。
私は、字にはその人の性格が現れると信じている人間。
これまでその手書きの地図を見るにつけ、これを描いているタナカさんは『きっとこんな人だ』というイメージを持っていた。

放送で大瀬戸を訪ねて、初めてタナカさんとお会いした。まさにイメージ通りのとてもやさしい方。

松島MAPを見るにつけ、行ってみたいという思いを強くした。
タナカさんは、一ヶ月松島に通い、この魅力をどう表現したら伝わるのか悩んだという。
そうタナカさんの思いはビシビシとMAPを見る人に伝わるのです。

旅行のスタイルは最近、団体から個人へと移行している。
「とっておき」「私だけの○○」「手付かずの魅力」。
そんな言葉で語られる場所は、一方で大人数が押し寄せると途端に魅力を失ってしまうという危うさももつんですよね〜。

ところで大瀬戸町で、搗きたての新米ヒノヒカリのお結びをいただいた。
これが抜群に旨い。
僕自身も忘れかけてた「米・本来の香り」。
で、米粒が一つ一つ黄金色に光ってる!(ホントにそうだったのよ)
子供のときに、親父の実家にこの時期、みかんの収穫の加勢に行っていただいた握り飯を思い出しましたよ。
同時に、大瀬戸町って、こんな塩味だけの握り飯のような魅力があるなぁって感じたのでした。