ロングトーンって、「ロング」という言葉がついているから、いかに音を長くのばせるか、という
ことだと思っている人がいるようです。
ロングトーンは重要なんだけど、なんで重要?と聞かれると意外とわかるように説明しにくい。
本とかを見ても、ただ「基本だから」と、ハッキリと大切な理由を書いてない。
何のために練習するかわからずにやっていても意味がない。
これではいかん!と思い、自分なりにわかりやすい説明を考えてみた。
ホースで庭に水やりをするところを想像してください。
(「ウチに庭なんて無い!」という人は学校の花壇でいいです)
ホースの先をつぶすと水は遠くへ飛ぶし、何もしなければ手もとでドボドボ・・・となりますね。
どうして思った所に水がやれるかというと、蛇口から水がたくさん一定のスピードで出てくれて
いるからだと思いませんか?もし、蛇口からの水が「ド──────────」と出るのではなく
「ドーー、ドドド、ド、ゴボッ、ド、ぷすっ、ゴボゴボ・・・」という具合だったらどうですか?
ホースの先をどうしたって、ねらったところに水を飛ばせないでしょう。
この、蛇口から一定量の水をたくさん出すのが、管楽器でいうロングトーンの練習です。
(ホースの先でそれを調節するのが舌と唇です。)
ですから、音をのばしている間に音量にムラができたり、音が高くなったり低くなったりせずに
「ポ──────────」と一定に鳴らせるように練習しないといけないのです。
(それができたら音量を変えたり強弱をつけたり・・・)

いい説明だったかなあ。