「私ね今日病院行って来たの」

そう言った私に思い切り驚いた顔をしたと思うと
案の定予想通りの反応を示すマース。

「なっ?!どっどこか具合でも悪いのか?!グレイシア!」

私に詰め寄りおろおろと心配げなあなたに思わず笑ってしまったわ。

そっとマースの手を取ると自分の下腹部にあてがう。


「ねぇ・・・・男の子かな、女の子かな?」

しばらくきょとんとしていたあなたの顔忘れられないわよ。


「グレイシア・・・・・まさか・・・・?!」
「この冬にはあなたもパパよ」

「でかしたっ!!でかしたぞ!!」

おおはしゃぎで私を抱き上げるその姿はまるで大きな子供のようね。

「あなたはどちらが欲しいの?」
「そうだな・・・・」

前から娘が欲しい!と言っていたのだから、当然答えは決まっているでしょう?


「どっちでもいいさ。」

暖かく澄んだ若草色の瞳が私を優しく見つめていた。





「・・・・・・君も子供も無事にいてくれるならな」





ココロモチアタタカク