珊瑚の憂鬱な病院ライフ:特別編


いつものリハビリにはげむうら若き可憐な乙女がひとり。
そしてその傍らにはこれまた男性にしては美形とよべるであろう
端正な顔立ちの青年が寄り添う。
はたからみればそれはそれはお似合いの二人なのだが・・・。




「・・・・ちょっと先生・・・手を離してくれない?」
「だめですv転んだら危ないじゃないですか〜」


リハビリ指導の弥勒先生がしれっとした涼しい顔で言った。

「あのねぇ、今一人で歩く練習してんだよ?それじゃリハビリにならないんじゃない?」

珊瑚は頬を染めながら有能なはずの理学療法士を睨み付ける。
自分の担当である弥勒は本当に熱心にリハビリ指導をしてくれる。
しかしそれはなぜかいつも密着度が高い。
弥勒にとって「珊瑚」だから、ということに彼女が気づくのはいつのことか。



「それにっ?!今日は眼鏡・・・・どうしたのさ・・・・・」
いつもかけている弥勒の眼鏡は今日は何故かない。
だからまともに彼の端正な面を至近距離で見てしまうのだ。



「・・・・このほうがよく見えますvv」


己の顔をちかづけながら弥勒は嬉しそうに微笑んだ。

「・・・・・見えないよ・・・・・そんなの////」
不覚にもその極上の笑みに見とれてしまった珊瑚は、恥ずかしさのあまりあさっての方向をむく。


「お前がしっかりと見れればいいんです・・・」



珊瑚の頬に手を添えてこちらにむかせると、耳元に囁く。

「・・・・・・これだけ近づけば眼鏡はいりませんから」


そしてその薔薇色の唇に自分のそれをそっと重ねた───







後書き

すみません(汗)うちの先生リハビリ中にちゅうしちゃってます。
普通なら「セクハラ医者」とかで即座に首になりそうです(笑)
そこはほれ、「弥勒先生」だから笑って許してくださいまし〜



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