矢尾政レストラン(東華菜館)
■竣 工 1927 (昭和 2) 年
■設 計 W.M.ヴォーリズ
■構 造 鉄筋コンクリート造5階建
■施 工 不明
■所在地 京都市下京区四条大橋西詰
京都の四条大橋のたもと、鴨川沿いにこの一風変わった建物はあります。
竣工年に関しては、一部の資料には大正5年という記載が見られましたが、「一粒社ヴォーリズ建築事務所」の建築作品リストを参考にしました。
素人の私としては、ヴォーリズの作品の中でも一種独特のデザインで、あまりヴォーリズっぽくなく映るのですが、いかがでしょう。
現在は「東華菜館」という中華料理店になっていますが、竣工当初は「矢尾政レストラン」でした。
藤森照信さんの「建築探偵 神出鬼没」によると矢尾政は南フランス風のフランス料理店だったのでタコや魚介類がテラコッタのデザインに使われたのではないか...とあります。
また他の説では、ビアホールとして矢尾政が作られたのですが、ヴォーリズはアルコールを飲まなかったのでその事は伝えられず、西洋料理の店舗の設計だと思っていたヴォーリズが、入口に海の幸などを取り入れたというお話もあります。
どちらが本当なのか、私には判りませんが設計者に建物の使用目的を伝えないということがあるのかな...?と思います。
特に、ヴォーリズは用途に応じて建物を使う人が使いやすく設計することを心掛けていたので、「フランス料理の店舗」だからタコやホタテを入口にデザインしたという方かな...と、思っています。
それにしても、派手な装飾が現在の中華料理店のイメージに合っているように思えるので不思議です。
中華にタコは出てこない気もしますが、あまり違和感を感じませんでした。
四条大橋から撮影した全景。
四条大橋は人通りが多かった...。
正面入口。
テラコッタの飾りがにぎやか...。
左の写真のテラコッタ部分。
ホタテ貝や山羊の頭が....。ちょっとコワイ。
更に奥の入口上部のタコ。
ちょっと不思議な光景です^^;
BACK