明治学院大学礼拝堂
港区指定有形文化財
■竣 工 1916(大正5)年
■設 計 W.M.ヴォーリズ
■構 造 木造一部2階建(外壁一部煉瓦)
■所在地 東京都港区白金台1-2-37
明治学院大学キャンパス内
明治学院大学は、築地の外国人居留地に開設された、歴史あるミッションスクールです。
「ヘボン式ローマ字」で有名な、ヘボン博士が初代総理を務めています。
明治学院発祥の地(現在の東京都中央区明石町7-14)には石碑が置かれています。
この歴史ある大学のキャンパス内に、ヴォーリズが設計した礼拝堂があります。
現在でも、大学の入学式や卒業生の結婚式などで幅広く利用され、愛されています。
ヴォーリズが設計をするきっかけとなったのは、もともとあったミラー記念礼拝堂が地震で使用できなくなり、またその代替として利用していたサンダム館が火災で焼失したため、学院が早急に礼拝堂を必要としたことに始まります。
資金が不足していた学院に配慮し、ヴォーリズは少しでも安く建設しようとミラー記念礼拝堂の建材の一部を再利用して現在の礼拝堂を建てることを提案したといいます。
この礼拝堂と共に、新サンダム館と学院の正門の設計もヴォーリズが合わせて行っていますが残念ながらどちらももう残っていません。
「明治学院礼拝堂(チャペル)建物調査報告書」によると、ヴォーリズが設計図をはじめて学院に提出したのは大正4年2月11日と読める記載があり、設計から完成まで1年足らずだったことが伺えます。
竣工当時は、現在のような形ではありませんでした。
学生数の増加に伴い、1920年代に増築されて四方に切妻があり、真ん中に尖塔がのぞく現在のような十字型の礼拝堂になりました。
ヴォーリズと満喜子夫人がこの礼拝堂で挙式を行ったのは、1919(大正8)年のことです。
礼拝堂全景。
倒壊したミラー記念礼拝堂の建材を一部に利用している。
ヴォーリズ夫妻の挙式はこの礼拝堂で行われた。
切妻部分。
飾り窓の下のにはヘボン博士の肖像がある。
礼拝堂2階の飾り窓。
礼拝堂内部。
正面にはドイツ・ヴァルカー社製の
パイプオルガンが据えられている。
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