横浜共立学園本校舎
横浜市指定有形文化財
■竣 工 1931(昭和6)年
■設 計 W.M.ヴォーリズ
■構 造 木造3階建寄棟造り
■施 工 宮内建築事務所
■所在地 神奈川県横浜市中区山手町212番地
横浜に唯一残る、ヴォーリズの作品です。
そして、使う人の立場にたって設計をするというヴォーリズ建築の特徴を存分に楽しめる傑作でもあると思います。
ハーフティンバーのかわいい意匠に、和風なバルコニー。
ペジメント風の切り妻の中は音楽室になっていて、音の反響についてもヴォーリズは考えて設計したそうです。
音楽が好きなヴォーリズらしいアイディアです。
昭和63年11月1日に、横浜市指定有形文化財に指定されています。
色つきの洋風瓦は、日本の瓦よりかなり大きなもので輸入して使用されました。
本校舎に向かって右手には、戦後間もなくアメリカ人の寄附によって作られた校舎があります。
戦後のものの無かった時代に、本校舎の意匠にイメージを合わせて建築されました。
こちらの瓦は日本のものを使っているので、少しサイズが小さいですし、色も若干違います。
校舎内のあちらこちらには、生徒たちが気軽に腰掛けられるようなベンチや校内の清掃の際、なるべく楽にゴミを捨てられるようにゴミを処理する場所にも工夫が施されています。
ちょっとしたデッドスペースも活用し、小物入れを作り付けるなどまさにヴォーリズ精神を形にした造りになっています。
昭和6年に建てられた校舎ですが、古さを感じさせません。
それは、校舎を使っているみなさんが愛情を持って大切に利用しているからだと思います。
この建物に対する誇りさえ、感じました。
これからも大切に使われ、多くの生徒たちの想い出の1ページに刻まれていくのだと思います。
横浜共立学園本校舎全景
特徴のあるベイウインドウ
本校舎入口部分。現在は使用されていない。
旧図書室。室内には学園創立者の肖像があった。
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