一柳記念館(ヴォーリズ記念館)
滋賀県指定有形文化財

■竣  工 1931(昭和6)年
■設  計 W.M.ヴォーリズ
■施  工 不明
■構  造 木造2階建
■所在地 近江八幡市慈恩寺町元11




 現在、ヴォーリズ記念館として近江八幡市民はもとより、全国から見学者が訪れるこの住宅は、ヴォーリズ夫妻が後半生を過ごした家です。
 しかし、建設中の工事名称は「清友園幼稚園教師寄宿舎」となっています。
 当初は、満喜子夫人が開設した清友園幼稚園の教師寄宿舎だったようです。
 実際、邸内に入るととても広く居間の空間が取られ、さながら談話室のようでした。
 結婚当初池田町に居を構えていたヴォーリズ夫妻が、この家に引っ越してきたのは昭和6年でした。
 池田町にあった「ヴォーリズ邸」は、目の覚めるような「西洋館」でしたが、それに比べると簡素な下見板張りの住宅が、この「第2のヴォーリズ邸」です。
 残念ながら、池田町のヴォーリズ邸は現存していません。
 現在、記念館として一般公開されているヴォーリズ記念館ですが、館内見学には事前に予約が必要です。(予約先・0748-32-2456)

 多くの名建築を残したヴォーリズの自邸にしては、シンプルで質素な印象すらある建物ですが、ヴォーリズがモットーとした「建物の風格は人間の人格と同じく、その外見よりもむしろ内容にある」を最大限表現した、温もりのある住み心地の良い住空間だったことが、随所にうかがえます。
 日本を愛したヴォーリズの好みなのか、日本人の満喜子夫人の好みなのか判りませんが竣工して、まもなく増築して和室を作っています。
 ここの2階の自室で、ヴォーリズは永眠しました。


ヴォーリズ記念館
 
通り沿いに見たヴォーリズ記念館。

玄関部分。
奥行きのある敷地。


ヴォーリズが来日した際、持参したピアノ。
横にはヴォーリズのつけたキズが残っている。


1階居間部分の入り口。
ここにもピアノがある。
左側は暖炉。
ピアノの上には夫妻の肖像画が...。



Words by Docile
2002/11/25
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