空知集治監レンガ煙突
三笠市指定文化財

■竣  工  1890(明治23)年
■設  計 
■構  造 煉瓦造
■所在地 三笠市本郷町205番地23



 札幌から車で1時間半ほどのところに、三笠市はあります。
 広い北海道の中で、特別有名な観光名所があるわけではありませんが北海道で初めて敷かれた鉄道、幌内線が走っていたところです。
 三笠市がある周辺を、「空知地方」と呼びます。
 この空知地方は、夕張、美唄、歌志内など多くの炭鉱で栄えた土地です。
 三笠に道内初の鉄道が敷かれたのも、石炭を小樽の手宮まで運ぶ為でした。
 幌内線はすでに廃線となり、市内にあった炭鉱もその役目を終えて閉山しています。

 そんな場所に、ひっそりと佇む赤レンガの煙突があります。
 その名称を『空知集治監レンガ煙突』といいます。
 明治15年に現在の刑務所にあたる集治監が作られました。
 その後明治23年に集治典獄(刑務所長)の官舎にあった煙突だと言われています。
 集治監は明治34年に廃監になっていますが、多い時には三千人もの囚人が収容されて北海道の発展に伴う道路開削等の重労働をしたり、
市内にある炭鉱で採炭作業を行っていたそうです。
 三笠市の開拓には囚人たちの多大な功績があったのです。
 この煙突は、昭和45年11月17日に市の文化財に指定されています。


煙突の上部に折れて修復された形跡が見られた....。



夕陽を浴びる煙突。
子供の頃の記憶ではとても巨大に思えたが、
20年ぶりに行ってみたら、意外に小さく感じた。
いつ使用したのか、灰が残っていた。




Photo&words by Docile
撮影2002年9月

BACK