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■竣 工 1910(明治43)年
■設 計 J.M.ガーディナー
■構 造 木造2階建寄棟造り
■施 工 不明
■所在地 神奈川県横浜市中区山手町16番地
「イタリア山庭園」内 |
現在「外交官の家」と呼ばれ多くの人に親しまれているこの西洋館は、もともと外交官内田定槌の自邸として建てられました。
西洋館の隣りに和館を持った建物だったそうです。
旧所在地は東京都渋谷区南平台。
関東大震災や太平洋戦争の戦禍をくぐり抜け、内田外交官のお孫さん夫妻に大切に使われていたそうです。
保存したいという気持ちを持ちながら、老朽化や渋谷区南平台という立地の為周囲はどんどん高層ビルが増え、なんとか
保存への道はないだろうかと悩んでいたところへ、法政大学工学部の陣内氏との偶然の出逢いがあり、それがきっかけで洋館部分
のみ、平成6年に横浜市へ寄贈され移築復元されました。
移築するための運搬費は、お孫さん夫妻が負担されたそうです。
そこまでしても保存したい家族の想い出と歴史がつまった建物だったようです。
横浜市に移築されたと同時に国の重要文化財に指定されました。
「偶然の出逢い」から実際に移築されるまで、実に10年の歳月がかかっています。
移築復元までの様子は「外交官の家」へ行くとビデオで上映されています。
ガーディナーが設計した住宅はそう多くはありません。
現存するものでは、京都の村井吉兵衛京都別邸がありますが、こちらは現在ホテルとして活用されています。
家具も復原され、住宅としての雰囲気を残している作品はここだけになります。
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庭園側から見た旧内田邸
建築当時和館があった部分(写真右側)は現在管理棟がおかれ、喫茶室もある。
庭園を彩る季節の花を眺めながらお茶を楽しむことができる。 |
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2階へと続く、緩やかな階段
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玄関扉のステンドグラス。
オリジナルのステンドグラスが使用されている。 |
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2階にある寝室。
家具も当時のものを再現している。 |
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正面玄関。洋館には内田外交官夫妻が生活していた。
娘たちは和館に部屋を持っていた。嫁いだ先で困らないようにという
配慮で洋風の生活を娘にはさせなかったという。 |