遺愛学院旧宣教師館(ホワイトハウス)
国指定重要文化財

■竣 工  1908年(明治41年)
■設 計  J.M.ガーディナー?
■構 造  木造2階地下1階建
■施 工  
■所在地  北海道函館市杉並町23-11


 2001(平成13)年4月に重要文化財に指定された遺愛学院の旧宣教師館は1908(明治41年)に竣工しました。
 もうずっと以前から遺愛学院の生徒や同窓生、更には教職員にも「ホワイトハウス」の通称で親しまれてきた下見板張りの白い洋館は、遺愛学院本館からちょっと奥まった木立の中にあります。
 長らく設計者が不明で、本館同様2代目校長のミス・ハンプソンが設計したという説もありましたが、本館の設計者がガーディナーであることが判明してからは同じ年にガーディナーによって設計されたのではないかという説が浮上してきました。
 実際、横浜の外交官の家にもよく似た意匠ですし、内部は遺愛学院本館に酷似した装飾が見られます。

 意外と知られていませんが、旧宣教師館には和館が併設されていて昔は和館に日本人が、洋館には宣教師が生活していたようです。
 重要文化財に指定されているのは、洋館の方のみになります。

 館内には今ではなかなか見ることのできない、昔の冷蔵庫や洗濯機、更には生活していた宣教師たちが帰国する際置いていった家具などがそのまま残っています。
 昭和40年代半ばまでは、人の居住空間として現役の建物でした。



ホワイトハウス全景。


こちらが正面玄関。
左側に和館がある。
屋根裏部屋にあるドーマ窓。


1階家族室。
3連アーチの向こうがバルコニーではないのは
雪国ならでは...?サンルームでもない、不思議な空間。
2階奥の塔のようになっている部分の室内。
家具も昔のまま。


1階家族室のマントルピース。
館内には3つの暖炉があった。
宣教師がアメリカへ帰国する際置いて行った
軽井沢彫り机と椅子。


2階へ続く階段。
飾り窓が美しい。
階段の曲線が本館にそっくり。


ホワイトハウスの照明の中心飾。
遺愛幼稚園のデザインとはちょっと違う。
ホワイトハウスの窓のもちおくり。
ここにも柱頭飾り風の装飾が...。
ドアノブは建設同時のオリジナル。
おしゃれな装飾が施してあり、種類も豊富だった。





PHOTO&WORDS Docile
Special Thanks to IAI GAKUIN
2003.2.26
BACK