![]() 「BRIDGE」日程等の詳細はコチラ。 河合監督のリトルジャンボホームページはコチラ。 03.11.24 今日は午後から編集。 連休という事を全く把握しておらず。 知らぬ間に、 平田さんに休日出勤を強いている、俺。 頭が下がった。 しかし、休日とは露ぞ知らなかった。 今日は編集が全然進まない。にっちもさっちもいかん。 隣を見ると、平田さんも顔色が悪い。 体にも異変が起きているらしく、 御彼女もその事を心配されていたそうだ。 心配だ。 「発火」という映画の概略は虐待を受けている子供達と、 彼らの周辺にいる親や中年達との間の話。 だから、体に悪い描写、厳しい描写も多い。 今、行っている作業は簡単にいえば、 そのバランスを整える作業で、 作品が持つ様々な感情と向かいあう訳です。 いき過ぎている部分も、 そうでない部分も、 そういう部分で苦しくなる。 案の定、 僕の体もやっぱり重く。 やれやれ。 産みの苦しみというやつだ。 ただ、 この状況にさえも真摯にお付き合い下さる平田さんは 申し訳ないけど、 頼りにさせて頂こう。 とりあえず、 旨いものと、「モスズ・シー」なるモスバーガーの高級店にて。 3倍近いだけあって美味。 意地を感じました。 嗚呼、18シーン残ってます。 03.11.23 脳が痛い。 舌がコーヒーの味しかしない。 立つと足が痺れる。 反応が明らかに遅い。 お腹が異常に減る。 感情の起伏が激しい。 知覚出来る症状は以上である。 朝七時に昨日からの編集がup。 実に二十時間也。 スタジオはフカフカのソファーに、 イカしたコーヒーメーカーはスチーム付き。 皆様も拙僧めを監督として扱ってくれる。 待遇はもう素敵です。 スィートっす。 ただ、脳が痛い。 休憩は2時間以内なのに、 隣の平田氏は平然としている。 故、私。 際際に集中力を高める必要がある。 2フレ落として、次のカットは引いて。 苦しさの理由もなく。 モニターの中の無限の迷宮に挑み続ける。 私の中の善意と、 悪意、 想像力、 妄想力に 答えを求める。 これは記憶の奥にある記憶を求める旅に違いない。 コンチワと、アディオスの繰り返しとは、 師匠の言葉。 隣の平田氏が、 あるカットで目を背ける、 泣いてるの? そういう時間の中、 冷凍都市に住む僕達の話が出来上がりつつある。 何かを手に入れること、 何かを諦めることで、 強固な意志を手に入れる。 静謐さと沈黙。 激情と混乱。 人間万歳! そんな話が出来上がりつつある。 後、20シーン。 今日はおやすみ。 03.11.22 やあ、元気? さて。 終日編集な訳です。 平田さんのスピードにも慣れて来たのか、 異常にはかどる。 半分を超えたか? ついに映画の全体像が見えてきた。 今回の映画はちょっと凄いかもしれない。 ようやく自惚れがやってくる。 気分がよろしい。 新しい映画が必要だと、 常々思っている。 それへの答え方は勿論一つではないのだけど。 今回、 僕が自負するのは 「発火」には人間の姿が映っている。 汚くて、美しい。 僕達の知る「ややこしい」あいつらの存在が映っている。 僕の大好きな役者達が、 モニター狭しと動き回り、 膨大な感情の揺れ方が捏造されている。 映画という形からはみでている。 そこがイイね。 最近、 映画という威光ばかりを借り、 人間の姿を撮らない奴が非常に増えてきた。 他人の事はいいんだけど、 それには理解に苦しまされる。 あまつさえ、 物語も、 監督の姿も、 監督の自分探しも映っていないとなれば、 もうどうしたものかと考えさせられる訳です。 「映画が必要なのか?」 「映画というメディアが必要なのか?」 そういう事なのだろうか? 僕に必要なのは前者でしかない。 だから、頭に来る。 大昔から 進化をやめた種は自身のDNAによって自滅していく。 種が種を滅ぼすようプログラムされているのだそうで。 だとすれば、 僕から映画を取り上げないで欲しいものだ。 モニターを見ながらそんな事を考えている。 んなことよりも、 間に合わせないとね。 僕が僕を殺しちゃいかん。 そんな、午前三時である。 03.11.21 ども! 終日編集に勤しむ。 気がつけば夜は十二時を超えている。 モニターを前に自分の映画と、 思想に向かい合う。 編集速度自体は落ちていないのだが、 全体で見た時に全然進んでいない。 やっぱり三分の一。 深刻な顔になる。 何回見ても三分の一。 青ざめる訳です。 さてと、また明日。 03.11.20 終日編集な訳です。 10時〜24時迄。編集は何年かやってるのだが、 これだけの長時間モニターに向かう回数は少なく、 これから続く二週間が思いやられる。 ふむ。 今回、編集を担当してもらっている平田さんは顔色一つ変わらない。 驚くべき、体力と集中力である。 プロとはこういうものなのか、と唸る。 この状況では本当にありがたい、 頼れるパートナーを拝みながら、 このスピードについていけるかが、 不安でもある。 ただ、泣き言はもう言っていられない。 腹をくくらねば。 03.11.19 神楽坂actiue.cine.clubにて終日編集。 完成は未だ遠いが、快調ではある。 編集の平田さんの証言では、 編集課程をちらっと覗かれた別の編集マンが、 「ホラーですか?」 と、聞かれたそうだ。 間違いです。 新しいだけなんです。 怖いけど。 本当に怖いシーンもあるけど。 新しいといえば、 電車の中で中学生二人組が "KILL BILL "に「ありゃない」と、 怒ってました。 違うんです。 まだ、見てないけど。 タランティーノはねオタクな訳です。 ある時期の日本映画が好き過ぎる方なんです。 米の自宅に故深作監督を招き、 「仁義なき」を解説してもらいながら見るような タランティーノな訳です。 許してやってくれ。 あの映画のとり扱いを間違えてるのは我々なのだよ。 そして、 我々は新しい映画を産み出していないのだな。 と、憤慨とも、 自戒にも思われる言葉が 頭の中にグルグル。 夕刻、今回助監督を務めて頂いた石川さんから電話。 名前が通知されているのに、 僕の脳では認識出来ない物まねをなさっている。 電話口で励ましてはみるものの、どうも不安になる。 「まさか、あなたまで…」 楽しくお呑みなっていた様なので、 少し叱った後で、安心する。 結果うまく和む。やれやれである。 遅くに、 ようやく三分の一程のオフライン編集が終わる。 平田さんと何度見ても笑ってしまうシーンが出来た。 自分の映画でこういうことは初めてで、 自分自身、 期待が高まる。 この映画は間違いなく僕の映画になってきている。 素晴らしい事だ。 03.11.18 夜、下北沢は「ぶーふーうー」。 制作ミィーテングをば3時間也。 空気がちと重い。 『間に合うのか?発火!』 次のチラシにはそんな文言が載る訳よ。 『発火は発火するのか?』と、 呟いたるは小里清。 自分の発言にニヤニヤするは彼一人。 周りの反応も手慣れたものだ。 どうやら、 作家はいつも孤独と向き合わざるを得ないようである。 氏の眼前には河合亮三、二十六歳。 ただ、今の彼には何も言えまい。 煙草を静かに吸う訳ですよ。 「せっかくのトラブルなんだから、楽しんだら?」とは、 今回制作の詩森さん。 名言だと思った、26歳の河合氏。 一心不乱に心の中で正座を繰り返す。 彼は来週29日に27歳に。 んな訳で、日々日記をupすることになりました。 初めましての方も、 御無沙汰してますの方も、 12月6日に会えますよう、 一つ宜しくということで。 「いつも心にロッケェンロール」。 河合亮三と申します。 只今、 新作『発火』なる映画を製作です。 12月6日に上映予定なのですが、 まだ完成に到りません。 まずい状況ですが、毎日は楽しいです。 ただ、映画が出来ていません。 誕生日のデートも予定が入っていません。 そればかりが心苦しい毎日でもある訳です。 だから、今日から。 こう愚痴というかね。 悲鳴というかね。 そんな事をね。 徒然と。 それでは諸君。 舌を丸めて。「ク」じゃないよ、 「ケェ」な訳よ。 「いつも心に…」 河合でした。 チケット予約はコチラから |